鬼は呼び鈴を何回も鳴らす

■ピンポーン
ピンポンピンポンピンポン!!!!!
『こんな鳴らし方するのはまぁだな』と心の中で思い、
『こんな鳴らし方するときはろくな事がない』と考える。
あいにくリビングには私しかいなくて、
そして家の中を探しても猫しか見当たらない状態なので
私がインターホンに出るしかない。
『翠彩、下に降りてきて』
鬼で悪魔な人からの呼び出しであった。
 
■トラックに
二つのウッドベンチが載っていた・・・
今日の事務所は誰もいないので応援要請は無理、
まぁと私の二人でトラックから降ろして
2階玄関へと続く階段をベンチを持って運び、
玄関を突破し家の内部に運び込むのである。
うんざりしているまぁに理由を聞いてもよかったけど、
買ったのはさなえおばさんだということなので
何も聞かない方がいいと判断した私。
ってか家の中に運んできたところで理解したけどさ・・・
そして夕食後もウッドベンチは
玄関の片隅にひっそりしないで堂々と
それもかなり邪魔な状態で鎮座している。
ちゃんとした設置場所決めるのは明日にするそうです。
「ウッドテーブルも欲しくなっちゃった」
この言葉に恐怖したまぁと私(苦笑)