専用

■大学院から帰ってくると
2階のキッチンに母ではなく姉がいた。
何を作っているんだろうと見てみれば
夏場恒例の冷やしあめ、
ずらりと並ぶ五合瓶のうち6本は中身が入っている。
「お姉ちゃん、1本もらっていいよね」と
いつものように姉に頼むと
「まぁちゃんのはそっち」と指さす・・・
ひときわ大きくひときわ目立つ一升瓶・・・
お姉ちゃん、これをどうやって冷やせと?
ってかこれって私専用?


■リビングのベビーベッドでは
紫乃と猫5匹が寝てる・・・
もはや猫と同化しているように見えるけど
こんなのでいいのかお姉ちゃん?
「その子ら特に悪さしないし」
「逆に紫乃を抱いたら取られると思って怒るよ」
親の権限は姉にあるのか猫にあるのか疑問が残るけど、
それより手に握っていたのが Kawasaki の
キーホルダーって・・・
まっ手の大きさ的に考えれば
ハンドルグリップはまだ大きくて持てないか。