板東俘虜収容所

第一次世界大戦
青島で日本軍に敗れたドイツ兵の収容所、
私の父方の曾祖父が入っていた収容所ですね。
映画は『交響曲第九番』を中心になるようですが
少し気になる映画なんですよね。
気になる理由は一つ
私の曾祖父がそこにいたからです。


■私自身
曾祖父の事は知りません。
当然ながら父の祖父なのですが
父に曾祖父の事を聞くと
戦争の話しはあまりする人ではなかったようです。
日本の季節が好きで工芸品が好きで
少しドイツ語訛りで日本語を話す人だったとか。
人と争うのが嫌いでのんびりと縁側で座っていたとか・・・
第二次大戦の頃は日本軍に所属していたのは確かですが、
それ以上のことは父も知らないそうです。


第一次大戦
日本には捕虜というものが無かったそうです。
ドイツ人から見れば『捕虜も軍での仕事のうち』と
強制労働は覚悟していたようですが・・・
しかし日本人は『戦いが終われば敵も味方もない』と
戦争が終わるまで『客』として扱ってくれたとか。
第一次大戦終戦後、一度ドイツに帰った曾祖父が
再び日本に来て日本の土になったのは何故だったのでしょうか?
「わしはな、この桜の花が好きなんじゃよ」と
言っていたのを父は覚えていると語ってくれました。