いつかは・・・

■当事務所の
お昼休みってのは和やかな雰囲気。
仕事が多くてギスギスしていても
お昼は馬鹿な話しに花が咲く・・・
 
静音 「あと十数年経ったらさ・・・」
HIRONO 「んっ何、静姉」
翠彩 「十数年経ったら立派な“おばちゃん”ですよね」
静音 「後で体育館裏まで来い」
翠彩 「ゴメンナサイ」
静音 「まっあと十数年経ったらこれって偽札に思われるんじゃない」
翠彩 「二千円札ですか・・・」
HIRONO 「心配ない静姉、今でも偽札に思われるときがある(笑)」
翠彩 「二千円札対応の自販機って近所にありませんしね」
HIRONO 「そんなのあるの?私は見たことないぞ」
 
■そして夕食時・・・
さなえ 「だったら・・・これは翠彩ちゃんから見て偽札?」
翠彩 「わぁーーー五百円札だ」
さなえ 「こっちは?」
翠彩 「えぇーーーっと何ですかその・・・お金?」
さなえ 「マルクよマルク」
翠彩 「ユーロ紙幣は見たことあるけどマルク紙幣ですか・・・」
まぁ 「偽札のオンパレードだ(苦笑)」
さなえ 「お隣の辰治さんとこには軍票が保管してあるわよ」
涼子 「軍票なら佐世保の家にもありますね」
さなえ 「こっちはどう?」
翠彩 「百円札・・・」
さなえ 「究極はこれね!」
翠彩 「ただの五百円玉では?」
まぁ 「年号を確認してね(苦笑)」
翠彩 「年号・・・昭和64年・・・えっ?」
まぁ 「枚数は多いから価値はそんなにないらしいけどね」
 
時が経てばお札や硬貨も
偽金な感じに見えてしまいますね。