わかりやすい姉

■私の部屋に
姉が来ました。
何か頼み事があるようで
“寛容”で“寛大”な心の持ち主である妹の私は
姉の頼み事を「話しだけなら聞いてやる」と
爽やかでにこやかな顔で聞いてみることにしました。
 
HIRONO 「明日の午前でも午後でもいいから」
まぁ 「半日って事?」
HIRONO 「そう半日でいいから・・・紫乃を預かって」
まぁ 「バイク?」
HIRONO 「(ギクッ!)」
まぁ 「RS125に乗りたいのね、お姉ちゃん・・・」
HIRONO 「まっそういうことで」
まぁ 「午前中は△×さんが来るから午後からならいいけど」
 
■ここのところ
姉は忙しくて気分転換もままならならないのは
知っているので1日ぐらい姪の面倒を見るのは
やさしい妹としては当然の事ですよね。
 
まぁ 「ってことだから」
翠彩 「何が?」
まぁ 「聞いてたでしょ?」
翠彩 「何を?」
まぁ 「紫乃を午後から預かるって」
翠彩 「預かるのはまぁだ、私じゃねぇ(苦笑)」
 
薄情な友達を持ってしまったな・・・